ネガティブをポジティブに転換する

昨年の末、会社の経営がうまくいかなくなり、前職の先輩でもあった長年の友人をリストラするという苦渋の決断をしました。

久しぶりに会った彼女はとても元気そうで「あやちゃんの英断を無駄にしないように、こんどは妥協せずに好きなことができる仕事に就くつもり」と話してくれました。やりたいことが無いと悩んでいたこともある彼女が、自分の夢を見つけ、それに向かって歩みはじめていました。そして、会社が危機を乗り越えたことを一緒によろこんでくれました。こんなにうれしいことはないと思いました。

以前のわたしは、どこか彼女のことを背負おうとしているところがありました。なんとか力になりたいという思いが、皮肉にも停滞した状態を長引かせていたのかもしれません。それを手放す機会だったのかもしれないなぁと思います。

彼女は、いろんなことを勝手に背負ってしまうわたしを助けてくれる数少ない友達でもありました。長年わたしをよく知っている彼女は、近況を聞きながら「自分のものを何でも、時間まで人にあげてしまう人だったけど、自分を取り戻したんだね」と言ってくれました。この言葉には、天使が彼女に言わせたんじゃないかしら? と思うぐらい驚きました。そして、深く心に響きました。

彼女にとっても、わたしにとっても、大きなピンチと思えたものは、転機でもありました。望まない出来事の先には、必ず、もっといいものがあるのです。ピンチは、本当に望む方向へ道を切り替えるチャンスです。

どんなネガティブな出来事も、視点を変えればポジティブな出来事に転換できます。このことに気がつくと、何が起きても、たとえその時は辛くても、恐れずに前に進めるようになります。試練は軌道修正のチャンスなのです。試練は、越えられるから訪れます。越えた先には必ず、越える前には想像もできなかった幸せがあります。